神様を天へ送る特別な日

ベトナムでは、旧暦の12月23日は特別な行事の日で、家庭は竈の神様 (かまどのかみさま) を天に送り出します。竈の神様は家庭の守護神であり、その一年間の出来事を玉皇大帝に報告する役目を持ちます。

この日には、竈の神様の乗り物とされる鯉 (こい) を川や池に放ちます。鯉は成功と努力を象徴し、竈の神様が天へ帰るための重要な存在です。

供え物に含まれるもの:

  • 鯉の魚 (こいのさかな): 努力の象徴、竜に変身する力を持つとされています。

  • 竈の神様の帽子・衣装・靴: 神様への感謝と敬意を示すためのものです。

  • 供え物の盛り合わせ (そなえもののもりあわせ): 伝統的な料理、果物、甘味などが含まれます。


日本との違いと共通点

日本には竈の神様を送る行事はありませんが、年末の大掃除 (おおそうじ) は似た意味を持ちます。新年を迎えるために家を清め、新たな運を招き入れるこの行事は、家族の絆と感謝の気持ちを表す点で共通しています。


結び

竈の神様見送りの行事は、家庭を温める心と感謝の心を大切にしています。ベトナムのお正月の準備に触れ、この行事の温かさと楽しさを感じてみてください!

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